大人の楽器愛好家必見! 限られた時間と場所で行う練習方法

演奏に活かす Sep 29, 2021

日本には、各地で活動する楽団や団体がたくさんあります。

オーケストラ、吹奏楽、ビッグバンド、アンサンブル、などなど。

そして、その楽団や団体で演奏されている、楽器の愛好家が大勢いらっしゃいます。

他のお仕事や、家事・育児で忙しい毎日を送りながらの活動になるため、個人練習の時間を捻出することに葛藤を抱えていらっしゃる方も多いようですね…。

ということで、今回は、大人(社会人、主婦・主夫の方)の向けに、時間と場所を工夫した練習方法をご紹介いたします。

もちろん、アレクサンダーテクニークも使いますよ!

 

楽器愛好家のお悩みは、練習時間の捻出

冒頭でも書きましたが、日本各地で活動する音楽団体は、たくさんあります。

そこで活動するのは、楽器愛好家の方々。

お仕事や家事をこなしながら練習を積んで、すばらしいステージを行っていらっしゃいますよね。

パワフルな愛好家の方々の演奏を聴かせていただくたび、私はいつも元気をいただいています。

楽器愛好家の方々と一緒に演奏させていただくときには、その情熱に心を動かされています。

ただ、その中で気になることがあります。

メンバーの方々とお話をすると、必ず話題になるのが
「個人練習の時間がない」
ということ。

演奏会のため、また演奏技術の維持と向上のため、もっと練習したい。
でも時間がない、という方が多いのです。

たしかに、学生時代と比べると、練習時間は少なくなってしまうかもしれません。

学生時代は、部活動などで、ときにサボりたくなるほど練習時間がありましたが、大人になると、そうもいかなくなります。

社会人の方々は、責任のあるお仕事を任されたり、お客様との対応で残業になってしまったり。
主婦・主夫の方は、お子さんが小さかったり、親御さんの介護が必要だったり。

毎日、本当にお忙しそうです。

ご自分でコントロールできない時間に左右されて、プライベートは後回し。

どんな人でも1日の持ち時間は24時間ですから、仕事や家事の時間が増えれば、楽器の練習に充てる時間を削らなければならなくなってしまいますね。

さらに、楽器の練習には、音を出して練習する場所も必要です。

と言っても、相応の場所が自分の生活環境の近くになかったり、利用したいときに空いていなかったり…。

練習したい気持ちと現実の狭間で、つのるジレンマ…。

いえ、そんなときこそ、前向きに考えましょう。

 

1日15分だけ練習する

1日15分でも、ご自宅でできることは、たくさんあります!

多くの場合、個人練習は、まずウォームアップしてから基礎練習をやって、それから本番のための曲を練習する、という流れになりますよね。

 

基礎練習は、学生時代からやって教則本やレッスンで先生から教わった方法を最初から…。

今回本番で演奏する曲で確認したいは、こことここと…。

やるべきこと、やりたいことは、たくさん!

でも、時間がない!

そんなときは、「1日15分練習」をしてみませんか?

 

たとえば

ウォームアップ 5分
基礎練習 5分
本番の曲 5分

で、15分。

 

慣れてくると、時間の配分も工夫できます。

ウォームアップと基礎練習を合わせ技にする。
本番の曲の調で、音階練習してみる。
よく出てくるリズムを、基礎練習に組み込んでみる。

本番の曲の練習は、気になっている箇所、重要だと思われる箇所のみピンポイントで、
旋律の跳躍を、リップスラーでやってみる。

指が回らない部分を、ゆっくりやってみる。

などであれば、短時間でできますよね。

時間をかけすぎると、かえって気になってしまうもの。
ここはあえて、短時間で終わらせるのがポイントなのです。

そして、気づいたことはメモして、次の練習でフィードバック。
短時間の積み重ねでも、前進できるものです。

1日15分でも4回行えば。
15分 × 4 = 60分 = 1時間
に相当しますから、気持ちの上でも「1時間練習できた!」と思えますしね。

 

音を出さない練習 アレクサンダーテクニークのススメ

前項でご紹介した「1日15分練習」は、楽器を使った練習、もしくはマウスピース練習、楽器にミュートをつけた練習、いわゆる「音を出す練習」になります。

でも、音を出すことができないときはどうしたらいいの?

はい、たしかに、音が出せる場所を確保できないときもありますよね。

そういうときは、「音を出さない練習」をしてみましょう。

 

音を出さない練習と言えば、
音源を聴く。
譜面をチェックする。
ということを、ふだんから行っていると思います。

でもね。

音を出さなくてもできることが、他にもあるのです。

それは、
「心と身体を(本番で)演奏しているときと同じ状態にすること。」
です。

ここで、アレクサンダーテクニークを使ってみましょう。

アレクサンダーテクニークの原理は、俳優業をしていたF・M・アレクサンダーが発見しました。

舞台の本番中に声がかすれてしまう症状に襲われ、俳優生命も危ぶまれたF・M・アレクサンダー。

数々の治療や休養を行っても、その症状を治すことはできなかったため、彼はついに自分で解決する方法を模索し始めます。

そして気づいたのが、頭と脊椎の関係。
頭が脊椎を圧迫することなく、自然に乗っている状態。
その状態が、声がかすれてしまう原因になっていたことを、彼は突き止めたのです。

さらに探求を続けていくと、頭と脊椎の関係は心身を緊張から解放し、さまざまな動きや活動に良い変化をもたらすことを発見します。

「頭が動いて身体がついていく」ことこそ、日常生活でも、パフォーマンスをするときでも、理想の状態なのです。

仕事や家事で忙しい毎日、身体が縮こまっていませんか。

余裕がなく考え方が固執して、表情は暗くなっていませんか。

アレクサンダーテクニークを使った練習で、日々の忙しさから、知らず知らずのうちに緊張した心身を解放してあげましょう。

では実際にどうすれば良いのか、簡単に紹介します。

 

まずどこでやるか?場所を決めましょう。

どこでも構いませんが、他の人から影響を受けないところが良いと思います。一人になれる環境だとベストですね。

場所が決まりましたら、自分に向かって「頭が動いて身体がついていく」と言います。

これは、小さな声でつぶやく程度でもOKです。

次に、頭の中で順番に、「本番当日」をシミュレーションをします。

①    自宅から本番会場までの移動。(どうやって行く? 何を考えている?)
②    本番会場に着く。(会場の様子は? メンバーは来ている?)
③    演奏の準備をする。(楽器の調子は? 演奏する位置は?)
④    さぁ、本番!
⑤    終わった! うまくいった!

いかがですか?

本番当日のシミュレーションはできましたか?

④    では、本番での演奏を楽しんでいる自分
⑤ では、終わったあとの充実感
を、しっかりと想像することができましたでしょうか。

想像に根拠がなくても良いのです。

成功した達成感を、鮮明に思い描いてください。

シミュレーション前に、
「頭が動いて身体がついていく」
と自分に言うことで、心身が緊張から解放され、想像の世界に入りやすくなります。

成功を疑似体験することで、実際の行動につながります。

なので、④と⑤でマイナスのイメージを持たないように、注意が必要です。

とはいえ、やってもいないのに「できた」なんて想像するのは難しいかもしれません。

その場合は、過去にうまくいった出来事を思い出してみてください。

大人ならではの豊かな想像力と経験があれば、音を出さなくても練習できますよね!

ちなみに「他の人から影響を受けないところが良い」とした理由は、他の人から話しかけられたりすることで、シミュレーションが中断してしまったり、自分の世界に入っているところを他の人に見られることで起きる気持ちの変化(変に思われていないかな?など)を避けるためです。

これがクリアできれば、通勤の電車の中でも行うことができますが、シュミレーションに集中して、乗り過ごしたりしないでくださいね。


アレクサンダーテクニークを学んでみよう

このように、アレクサンダーテクニークの原理は、いろいろなシーンで活用することができます。

これまで、たくさんの人々の緊張を取り除き、心身の不調から解放したことに、ご納得いただけると思います。

おもしろそう!
もっと知りたい!

そう思った方は、BodyChanceのでアレクサンダーテクニークを体験してみましょう!

BodyChance はアレクサンダーテクニークを学べる学校です。

学校と言っても、生徒はほとんど大人です。

社会人、主婦・主夫の方も通いやすいように、夕方以降や、土曜日と日曜日も開講しているんですよ。

実は私も自身のパフォーマンス向上のために、BodyChanceでアレクサンダーテクニークを学んでいます。

自分を観察すること
頭と脊椎の関係から身体の使い方を考えること

学びの中で得たこれらのことは、私にとって前進する原動力となり、大きな成果となって表れています。

BodyChanceでは、専門の講師によるレッスンで、アレクサンダーテクニークの深い知識を得ることができるのです。

今回のテーマのように練習に活用する方法やご自分の演奏にどう活かせるのか?などもっと詳しく知りたい方は 体験レッスン で実際に学んでみることをオススメします。

 

まとめ

今回は、大人(社会人、主婦・主夫の方)の方向けに、時間と場所を工夫した練習方法をご紹介いたしました。

1日15分の積み重ね
アレクサンダーテクニークを使ったシュミレーション

いずれも、忙しい日常の中で取り入れていただければ幸いです。

日本の音楽文化を底上げしてくださるのは、楽器愛好家のみなさんです。
ご自身の生活を大切に、その中で音楽を続けていただけることを願っています。

いつでも楽器は、手にとってくれるのを待っていてくれます。

私達のパフォーマンスを楽しみにしてくださる方たちが、たくさんいらっしゃいます。

大切な時間を使って行う練習を、有意義なものにしたいですよね。

そして、楽器を演奏することを通じて、充実した音楽ライフを送りましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 「アレクサンダー・テクニーク」は全世界で取り入れられている脱力&緊張解消メソッドです。

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