アレクサンダー・テクニーク教師トレーニング

『腕』のマッピングの誤解:アーサナ

ヨガ 指導に活かす Nov 05, 2021

『腕』のマッピングの誤解:アーサナ


腕の「はじまり」は、どこからでしょうか?

おおくの人が、肩先のあたり、洋服の腕の継ぎ目が始まるあたりを指します。

ここは、ちょうど子供のころ遊んだ人形の腕が抜けるところでもあります。

でも、本当は、腕の動きの始点は、いわゆる「肩」ではなく、首の真下のあたり鎖骨の根本(胸鎖関節)です。

細かくいうと、上腕と肩甲骨と鎖骨が関節を作っています。

ヨガでよくある腕を上げる、広げるなどの動作を腕を、誤った認識「肩先から」始めるとどうなるでしょうか?

自然と、意識した肩からは、「動かさないように」体は固定させる働きをしてしまいます。

固定したまま腕を動かそうとすることが腕の動きや全身の動きを制限しアーサナをとりにくくし、肩凝りの原因を作りだすのです。

例えば、ヨガのアーサナで言えば「トリコーナ・アーサナ(三角のポーズ)」をとるとき、

首が痛い、息が苦しい、背中が痛い、安定しない、生徒さんが、よくいらっしゃいます。

このアーサナの始まりでは、足を肩幅より少し広く取って立ち息を吸いながら両手を広げて肩の高さまで持ち上げて行きます。

実は、このときの腕!の使い方が、影響大なのです!!

腕を動かす筋肉は、背中の筋肉(例えば広背筋)と重なって足の動きにも影響します。

つまり、腕の使い方が、全身にとても大きく影響していて間違った認識で使っていると、痛くなる。

「使い方が間違ってますよ!」とカラダが親切に教えてくれることになるのです。

でも、本当の腕の動き始める場所がわかり自然にあった体の動きを思い出すと、痛みが改善され、とてもラクに自由にヨガができます。

固定する、という余計な動きが入らないため、寄り道をしなくなる。

それは身体の地図を手に入れ、道に迷わなくなることと同じです。

ボディ・チャンスでは、ヨガのポーズを皆さんが取るときに、思いがけないことを沢山教えます。

動きに関する新しい「考え」を知るのです。

考え方が現実の動きに沿ってくると動きの全体の質が変わり無理なくラクに動けるように自然になるのです。

 

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