恐怖の裏側=生きたいという強い望み

  こんにちは。渡邊愛子です。 …そろそろ年末の足音が聞こえてきましたね。 私事ではありますが、これまで拠点としていた名古屋から上京して、早10ヶ月が過ぎようとしています。 BodyChanceの教師養成コースもぽちぽちと担当させていただくようになった今日この頃ですが、 教師としても、人間としてもまだまだだなぁと感じることばかりです。   本日ご紹介するものは、引っ越してすぐ、ある病院での出来事を綴ったものです。 少々パーソナルな内容のため、不快に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが… ぜひ、お読みください。       「恐怖の裏側=生きたいという強い望み」     関東に引越して来たことで、これまで経過観察のために通っていた病院も転院することに。   新しい主治医の先生から 「PET-CT検査は今までされてないんですか?」 と聞かれて、 「…(何じゃそりゃ)。いや、普通のCTだけですけど…。」 と答えると、 「遠隔転移をしやすいということはご存知だと思います。一度ぜひ検査してみましょうね。ここでは設備がないので、ちょっと横浜のほうまで足を伸ばしていただくことになりますが…。少々高額ですけど、保険効きますのでね。」 「…(高額(°▽°)⁈ マジすかー⁈)。あの、おいくらくらいかかるものなんでしょうか…?」 「3万円くらいですねー(^ ^)。でも自費だと10万円超えますからねー(^ ^)。」 「…!!(゚Д゚ノ)ノ 。。わ、分かりました…。」   保険が適用になるには理由が要るということで、検査の書類に先生が 「転移の疑い」 と書かれたのを見たときは、やっぱりちょっと胸が重苦しくなった。   PET検査とは、簡単に言うといわゆるガンの検査で、全身(脳以外)のガン細胞を比較的簡単に早期に発見することができる検査だということだった。   後日、電車を乗り継いで横浜へ。 検査に必要な薬品を点滴してもらって、1時間ほど安静にしていると、いよいよ検査室へ。   …不自然なほど広い部屋に、大きな筒状の白い機械が置かれている。 若い女性の技師さんに、その機械に横たわるよう促されると、腕と胴体をグルリと大きな布で固定された。   「動かないでじっとしていてくださいね。15分ほどで終わりますので。」 …。 ……。 白い筒の中を、少しずつベッドが移動していく。 ………。 ……もうそろそろ終わりかなぁと思ったころ。   「検査時間はあと10分です」 冷たい声がマイクを通して響く。 『…あと10分?まだ3分の1しか終わってないの?』 そのたったの10分が、私には永遠の時間のように感じられた。   見知らぬ場所。 初めての病院。 無機質で不自然に広い部屋。 得体の知れない大きな機械。 耳障りなモーター音。   筒の中はそんなに狭くないはずなのに、すごく狭く息苦しく感じて、どんどん手足が冷たくなっていく。 刹那。 「…コレデ転移ガ見ツカッタラ、私ハドウナルンダロウ…」 まだ起こってもない、ありもしない恐怖が、深淵の闇のように私を取り囲む。   ここに来て、 やっと掴みかけたもの。 たどり着いた場所。 そんな大切なものが、指の間から次々とこぼれ落ちていくように感じて、 私は思わず、事前に渡されていた、検査を中止するボタンを押してしまった。   「…どうしました?大丈夫ですか?」 制御室から技師さんが出て来て、心配そうに私を覗き込む。 「…あ、ごめんなさい。大丈夫です…。」 「このまま中止してしまうと、検査を最初からやり直すことになりますが…。」 「いえ、大丈夫です。ごめんなさい。続けてください。」   そこでやっと我に帰り、自分がアレクサンダー教師であることを思い出して(←遅いw)からは、落ち着いて検査を続けることができたのだった。   家に戻ってから、ひとり『検査止めちゃって、技師さんに迷惑をかけちゃったなぁ。。』とブツブツと反省しつつ、ここはアレクサンダー教師らしく(←遅いww)、その 「得体の知れない恐怖」 が何だったのかをもう少しクリアにしてみることにした。   私のその恐怖は、シンプルに言えば「死への恐怖」と「それに伴うあらゆる意味での苦痛への恐怖」だったと思う。   そしてそれはまた裏側から見れば、 「生きたいという強い望み」 「自分がやりたいと思うことに、いつでも取り組むことができる自由さを持っていたいという強い願い」 とも言えるだろう。   思考は選べる。   練習は必要だけど、いま自分が「裏側」としていることを「表側」にすることもできる。 …次に検査を受けるときは、「自分にとっての本当の表側」を考えて臨みたい。(←遅い…w)   まだまだです。     【渡邊愛子のメールマガジン”より幸せなパフォーマンスのために”】 このたび、メールマガジンを発行することになりました!   このメルマガには、 ・演奏を始めとしたパフォーマンス ・楽器や歌などの音楽レッスン この2つをさらにブラッシュアップさせていきたい方々、そして 「よりご自身の人生を自分らしく進んでいきたい」 という方々を心から応援する私のアツい想いを込めまくっています! ぜひご購読くださいませ! […]

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周りが上手な人ばかりで緊張する!自分を尊重することで緊張を減らそう

    デキる人が周りに沢山いて自信がなくなる     どうも、BODYCHANCE山口裕介です。   周りにデキる人、演奏が上手い、気配り上手、仕切るのがうまい人がいると自信がなくなってしまうことがありますね。   ステージ上で意識してしまったら、実力の半分も出せないかもしれないですよね。   どうにかして人と比べることを減らすことってできへんかな?   そうすれば不安要素は1つは減るから緊張しないでいられるかなと考えてました。   僕の周りはデキる人だらけ   僕は以前にも何度か書いたのですが、約半年前からcalmeraカルメラ(過去記事:想定外を想定内にしておく)のドラムサポートをしています。     ドラムサポートは一人だけじゃなくて、他にも3人ほどいてね、これがまた上手すぎるわけです。   カルメラメンバーも前に一緒にやってた頃とは違ってレベルアップしすぎてるし、場慣れしてる感がすごい。   さらに今はアレクサンダーテクニーク教師といって、ミュージシャンへのレッスンをしてるんですけど、周りの教師がまた教えるのが上手い!!   僕の周りには「デキる人」が多いんですよね。   身近に良くできる人がいると「自分はダメだなー」って落ち込みます。   自分はみんなよりできていない、ダメだと思っている以上はなかなか行動しづらいんですよね。   比較ではなく、リスペクト!!   「みんな上手いしどうしよう」と比較して自分を落とすのはもったいない。   だからこそまずやっておきたいのは相手へのリスペクト、敬意を払うこと。   ただ落ち込んだり、緊張してしまっていては何も行動できなくなるから、自分を進めるために考える方向を変えてみるとどうやろうか?   今回はリスペクトをテーマに、別の角度からの考え方と行動の仕方をオススメ!!   どんな理由でデキる人と判断しているのか?   デキる、上手いと思える人はまず誰かピックアップします。   みんな上手いだと抽象的やし、みんな病にかかるから注意! 参考記事:緊張のタネ探し「みんな頑張ってる」はホンマかいな!?   ひとまず一人ピックアップしたら次のことを考えてみます。   「何が見えたから上手いと思ったのか?」   次にもう少し掘り下げてみて、   「その人はどんな思いがあって、どんな取り組みをしているのか?」   何となくではなくて、何が上手くて、何を持ってデキてると判断してるのかをはっきりさせることですね。   情報が曖昧だと勝手な解釈や思い込みで、想像が豊かな人はどんどん落ち込みます。   情報はどんな時でも味方してくれます。できるだけ自分の中にある情報を集めて整理しましょう。     Let’s コミュニケーション!実際に聞いてみる   自分の頭の中では、その場を乗り切るために都合よく解釈したりします。   なので、「こんなところが素敵やなー、上手いなー」と少しでもまとまったら実際にどうなのか本人に聞いてみましょう。   直接、「どうやって上手くなったん??」なんて聞きにくい場合もあるから、とにかく話をしてみましょう。   その人の人柄や振る舞い、話す言葉の選び方や使い方。   音楽だけでなく、普段からの会話からもその人の良さや尊敬することは見えてきます。   話すのが苦手な方は、その人の行動を観察し続けてください。   (怪しまれない範囲でお願いします)     ミュージシャンが持っていて欲しい思考は比較ではなくリスペクト!     そして相手への敬意は自分を尊重することにもなります。   どれだけ周りが上手い人でも、自分を尊重することができれば緊張しないで演奏できるようになります。   普段の行動や考えが本番に影響するので、色々な取り組みの中の1つとしてよければ参考になればと。   今日も最後までありがとうございました。   ほなまた!   山口裕介 USKユースケサンタゴリラ     【緊張を味方につける冊子をプレゼント!!】 メルマガにご登録いただくと<緊張を味方につけるための7つのステップ>のpdf版をプレゼント!   そしてプレゼントを受け取った後は、7日間「緊張を味方につけるためのヒント」が1つずつ届きます。   緊張や不安をどう味方につけるかの選択肢を持っておくことで、本番を楽しむための協力なサポートになります。   ↓のバナーをクリックすると登録ページへ進みます。どんなメールが届くのかも書いてるのでぜひご覧ください。 <レッスンを受けて緊張対策をバッチリ整えたい人はこちらがオススメ>   Xmasスペシャル「緊張を味方にするために知っておきたい「からだの動き」セミナー […]

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「恐れを見つめることは、まるで愛する人に出会うかのようなこと。」

  こんにちは。渡邊愛子です。   「失敗」や「うまくいかなかったこと」は経験を積み重ねていく中で必ず起こるもの。   私たちはいつしか、そういったことへの「不安」や「恐怖」に「対処するため」の行動を取ってしまいがちになるものですね…。   私はレッスンの中で、あえてこの「不安」や「恐怖」について生徒さんに実際に向き合っていただくことはあまりありませんが、必要だと感じた時は少しだけ触れさせていただくこともあります。   下記の文章は、私がBodyChanceで学び始めて1年ほど経った頃に、レッスンで学んだことを書いたものです。   今からわずか3年ほど前のことなのに、読み返すとまるで中学生くらいの自分を見ているようで恥ずかしさもありますが、あえて修正せず掲載させていただきたいと思います。             「恐れを見つめることは、まるで愛する人に出会うかのようなこと。」   昨日のジェレミーのレッスンから。 本番までの時間の過ごし方について、何かプランが無いものかとリクエストしてみた。   「本番が近づいてくると、どんどん不自由になっていく気がする。 『あの部分は今日もできるか』『あの部分の成功率を向上または維持しなくては』『リードを良い状態に保たなくては』…etc…。 このレッスンではよくNGと突っ込まれる「できているかを確かめる」という練習のルーティンにハマりそうになる自分がとてもイヤで。 本番のその瞬間まで、もっとクリエイティブで、もっと自由でいたい。」   そんなふうに訴える私をつぶさに観察していたジェレミーから出てきた言葉は、自分にとってちょっと…いや、とても重たいものだった。   「『準備』のアイデアをもう少し広げてみる必要があるね。不安とか恐れによって練習し過ぎてしまっている。 その不安は何によって引き起こされているのか、そこを本当に見ていくこと。何を恐れているのか特定していくこと。 そしてそれらをひとつずつほどいていく。その方が、自分の準備になる可能性もあるよ。」   …来たな、と思った。 自分を襲う”実体の無い恐怖”から、私は逃れよう逃れようとし続けていたのだ。そこをあえて「考えない」ことで。   何か怖い思い、うまくいかなかった体験をひとつ思い出してごらん、とジェレミーに促されて蘇った自分の遠い遠い記憶に、何よりも自分自身が驚いた。 普段はかなり意識下にあるものが、断片的ではありながらも鮮明に眼前に現れる。 …これが私を縛っていたのか。   「それは本当にうまくいかなかった?もっとうまくいくべきだった?それは本当に?」   その問いかけに、自分が自分自身にかなりの過小評価をしていたことにやっと気づくことができた。 確かに良い演奏、自分のベストではなかったけれども、聞いていた何人かから良い評価をもらえていたことも思い出せた。     「君は最善を尽くしたよね。そしてもうひとつ、上手くいかなくて良かった理由がある。 それはそれによって何かを『学ぶことができた』ということ。 …こんなふうに、古いアイデアをほどいていく。その当時、その時にどんなことが素晴らしかったかを見ていく。 自分にとって、それは完璧な体験だったんだよね。そうして、そのことを思い返すと、もう感謝の念しか湧いてこないようになっていく。 そういった恐れをちゃんと見つめていって、まるで愛する人に出会うかのように出会う必要があるということだよ。」       ************* メルマガ発刊しました。   渡邊愛子のメルマガ”より幸せなパフォーマンスのために”を発行しています。 このメルマガには、 ・演奏を始めとしたパフォーマンス ・楽器や歌などの音楽レッスン この2つをさらにブラッシュアップさせていきたい方々、そして 「よりご自身の人生を自分らしく進んでいきたい」 という方々を心から応援する私のアツい想いを込めまくっています! 下記のバナーをクリックして、ぜひぜひご登録くださいませ!        BodyChance入門講座 「演奏&パフォーマンス力をUP!あなたのための”自分の使い方”入門」 担当:渡邊愛子 日時:12月17日(日) 15:00〜17:00 参加料:【入門レッスンのみ 5400円(税込) 】     【初回限定!セットチケット 19800円(税込)】
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観察と分析を大事にしたレッスン

こんにちは。フルート奏者でアレクサンダー・テクニーク教師の嶋村順子です。 私は現在、主にBodyChance 教師養成コース(プロコース)で教えています。 でも、数年前までは私はこのプロコースの生徒でした。 今から3年前、2013年当時私が受けたプロコース授業のことを書いたブログ記事を読み返して、 とても大切なことが書いてあったので、再度ここにご紹介します。 その授業のテーマは「観察と分析」。  先生は今プロコースでともに教えている先輩教師の由香さんでした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   十数名の訓練生がいるクラス。 個人でレッスンを受け、それをみんなが見て学ぶという「アクティビティレッスン」の時間、 私はフルートで受けてみました。   「順子さんの今日の探究テーマは何ですか?」   「曲の中で高音と低音を行ったり来たりする時に、余計なことを何かしているかどうかが知りたいです。」   「それではみんなも一緒に観察してくださいね、はいどうぞ」   頭が繊細に動いて脊椎にふんわり乗っていて、脊椎も肋骨も生き生きと上方向へ向かい、 自分全体が動いて演奏に協力してくれていると思う。   じっくり自分の使い方に気を払いながら、客観的で静かな気持ちで自分の音を聴きつつ、 でも曲想に合わせてエネルギーは適切に使ったり休めたり、 そして頭が動いて身体がついていってと常に繰り返し思い続けて・・・。   忙しいわ、これは。 これやってるとアガっている暇なんてありませんよ、みなさま。   改めて書いてみると考えることたくさん。 でも、これはみんな、必要のないことをやめていくための意識的なコントロールです。 今回は意識的だったおかげで、わりと自分の意図通りに上手く吹けたかな、と思いました。 「さて、みなさんは順子さんが何をやっていたのがみえましたか?」   訓練生仲間のコメントが次々に上がります。 「高い音の時にかかとが少し持ち上がって、上に伸びていくようにやっているのが見えました。」   「声の上下をコントロールするように、音が上下すると声帯?のあたりが上下しているのが見えました。」   「高い音へ行く時よりも、低い音に飛ぶ時の方がやりにくいように見えました。」   それを聞いた私。 おおお~。いろいろやってるやってる。自分ではあまり気が付いていませんでした。   「さて、順子さんがやっていることが見えましたが、順子さんはそれについてどう思いますか?」   「はい、どれも以前から良くやりがちなクセなんですが、それが演奏の役にたっているかどうかが問題で。」   「そのとおり。フルートで高い音、低い音を出す時に必要なことって何でしょうね? フルートってどうやって音を出すんですか?」   この後、この場にいる数名の楽器奏者の知識などもお借りして、 音の高低は周波数にすぎなくて、高いところや低いところにあるわけではない ことを、みんなで再認識しました。 ということは、体を上に下にと移動することと、音の高い低いとは関係がないかもしれないわけです。   さらに、フルートは他の木管楽器のようにリードを振動させたり、 金管楽器のように唇を振動させるという、モノが振動して発音する楽器ではなく、 吹き込んだ息が歌口の角にぶつかって空気振動が起きることで発音すること、を私が話しました。   「では、歌口に空気を吹き込んで、空気振動が起きて音を作り、高い音や低い音を生み出す、 という考えを明確にしてもう一度吹いてみますか?」   「はい。」   頭と身体全体を思うということも続けながら、 今吹き込んだ息がスピードを増すと歌口の角に当たって空気振動が生まれること、を思って吹いてみました。   出てきた音は、明らかに響きが増しました。しかも一回目より楽でした。   で、ずっと観察していたクラスメイトが見ると、さきほどやっていたことは消えていたそうです。 さっきやっていた動き、それらは演奏に役立っている事ではなかったようです。 そして、関係のないところにエネルギーを使わなかったおかげで、吹くのが楽になったという実感もありました。   演奏に役立つところを効率的に使う。役立っていないことはできるだけやめていく。   観察と分析、そして新しいプランをたてて実行する。   アレクサンダー・テクニークのアプローチは科学的です。 だから私にとってはとても腑に落ちやすいのですね。     すると訓練生のひとりが言いました。   「由香さんが質問しただけで、順子さんは楽器の発音のしくみを説明して、 そしたらよけいなことがなくなった。これ、面白かったです。 先生がこうしなさいとかああしなさいなんて何も言ってないですよね。」   もう一人の方も、「順子さんはすでにもう答えを知っていたんですよ。」   そうですそうです。 1回目に指摘された不必要な動きはどれも、以前何度か言われたことがあることで、 私にとっては知らないことは一つもなかったはずなんです。   でも、またやっていた。やめたつもりでまたやっていた。うわ~習慣って本当に根強い。 だからこそのアレクサンダー・テクニーク。   最優先に自分の協調状態をベストに持っていき、 新しいより具体的な身体の使い方のプランを明確にして吹くことで、 過去の習慣を抑制することができる。   何度でもそれを繰り返して、習慣を塗り替えていく再教育の作業のパートナーはいつも 「頭が動いて自分全部がついていって○○をする。」   「もちろん、フルートが初心者の人、フルート奏者だけれどアレクサンダーは初心者の人の時には、またアドバイスの仕方が変わってきますよね」 と由香さん。一同大きく頷く。 クラス授業はこういう発見をみんなでシェアできるのが良いですね。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   今私がプロコース授業のクラスでお話しすることも、「観察と分析」を大事にしたレッスンです。 BodyChanceのレッスンはここが特徴的です。最初からいきなりやり方を提示しません。 […]

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みんなの正解ではなく自分の正解を見つける工夫をする!

みんなの正解ではなく自分の正解を見つける工夫をする! 今回は山口裕介 USKがお届けします。     どんな練習が自分に合っているか知っていますか?   何をすれば上手くなれるのか?   今の練習で本当に上手くなれるのか?   音楽を続けていく中で、向き合っていくことだと思います。   練習方法は今ではネットで何でも調べられますよね。情報が山ほどあります。 でも調べれば調べるほど、やることが増えていくように思います。   プロは○時間練習をしている。 上手い人は○○の練習を欠かさずしている。 アマチュアがやるのは○○だ。 ○○のやり方は間違っている こんな情報を見たら自分がやってるやり方に疑問を持ったりしませんか? 何が正しいのか? どれが正解なのか?   その思考が始まれば、何から手をつけていいか動けなくなります。   みんなが認める正解を探すのではなく、自分のしたいことが何なのか?   これはネットでは見つかりにくいです。   自分の正解を見つけていく! みんなが認める正解じゃなくて、自分にとっての正解を見つける。   その為には、実験、実験、実験! 考えて動いてみること!   色々試して、実験して、失敗もして、その中でどれが自分に合うのか?   そして何が正解ではなく、何が本当なのか?   これを見つけていく過程が必要です。   自分のやりたいことは動いて試して判断していくことです。   何もやらないまま、探し続ける方が遠回りになるかもしれません。   考えてるだけでは進めないので動きの中で考えよう!   考えるだけではなく、 考えと行動を一緒に行うこと。   そうするうちに自分だけのやり方を見つけていくことができます。   ただ闇雲に練習してたら身体を壊す危険があります。   目標をしっかり定める! ↓ 小さな一歩に取り組む ↓ 演奏するたびに今はどうだったか振り返る ↓ 目標にさっきより近づいているか確認する ↓ 近づいていたらしっかりお祝いする     大事なポイントは成長や成功がしっかり分かる状況を作ることです。   ちゃんと目標へ進んでいるのがわかるやり方を作るのもミュージシャンの仕事です。   ちょっとずつでも進んでいることを理解していくことで、何が自分に合うやり方なのかを見つけることができます。   実践の中で動きながら考えていく。   【動き+考える】   これは切り離さず合わせていくことを考えてみてはどうでしょうか?   今日も最後までありがとうございます。 ではそんなところで!   ほなまた!   山口裕介 USK ユースケサンタ・ゴリラ   【緊張を味方につける冊子をプレゼント!!】 メルマガにご登録いただくと<緊張を味方につけるための7つのステップ>のpdf版をプレゼント! そしてプレゼントを受け取った後は、7日間「緊張を味方につけるためのヒント」が1つずつ届きます。緊張や不安をどう味方につけるかの選択肢を持っておくことで、本番を楽しむための協力なサポートになります。↓のバナーをクリックすると登録ページへ進みます。どんなメールが届くのかも書いてるのでぜひご覧ください。 <レッスンを受けて緊張対策をバッチリ整えたい人はこちらがオススメ> Xmasスペシャル 「緊張を味方にするために知っておきたい「からだの動き」セミナー 」   何度も練習しても本番で緊張してしまう 1音目が出るか怖い 同じミスをしないかと心配になる 練習してる時でさえ不安になる 緊張することで気持ちよく演奏できない 練習時間が少なくても緊張しない方法を見つけたい   こんな悩みを解消するために以下の3ステップで対策を行います。   STEP① 考えていること・身体の変化を知る STEP② 全身の動きに影響する◯◯◯の動きを知る STEP③ 1.2で学んだことを演奏して実践に応用する   日時: […]

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あなただけが出せる音。

  こんにちは。渡邊愛子です。 
 
 今回も僭越ながら、私のブログの過去記事からご紹介させてください。   演奏に限らず、「あんな風になりたい!」と望むことは、次に進む大きな原動力となるものですが、時にそれがちょっと苦しく感じることも…。   そんな時に、少し間をおいて考えてみたいなと思ったことを綴りました。       あなただけが出せる音。   あの人のような音で吹きたい!と強く思うことは 上達する上で必要不可欠であり、大きな原動力となるもの。 ただその時に、その人の音のどんなところが素敵で、 自分がその音に近づくためには 今どんなことが試せるかを考えることが大切。 あなたはあなたの音しか出せないし、 それ自体が素晴らしいのだから。 ・ ・ ・   「憧れのあの音」を求めて。   管楽器に限らず、楽器というのは不思議なもので、 たとえ全く同じ楽器を奏でたとしても、その人その人で違う音が出るものです。 だからこそ私たちは、憧れてやまない「あの人」の「あの音」を求めて、 日々努力を重ねていくことができるのだと思います。   しかし、ひたすら同じものを追い求めるあまり、 自分の足りていないところや、できていないところばかりが目に入り、 「こんなのは違う。全然近づけてない!」と自分の音を酷評し、 出したい音が出せるようになるどころか、 さらに八方塞がりになってしまうことも。。     建設的な「負荷」。   そんな時には少し間をおいて、   その人の音のどんなところが素晴らしいと感じているのか、 その人の音のどんなところに自分が魅かれているのか、 その人はその音を出すためにどんなことを考えて、自分の体全体をどう使っているのか。   もう一度そこに立ち戻り、そして、 自分自身が今その音にほんの一歩でも近づくためには、 具体的に何ができるのか。 何を変化させることができるのか。 考え得ることを、ただ一つ一つ実験していくことが大切なのかなと思います。   練習とは、自分自身に負荷をかけることではありますが、 こんな風にいつも「建設的な負荷」をかけていくことで、 「憧れのあの人の音」でもない、「自分にしか出せない音」にたどり着けるのかもしれません。 …いえ、 もしかしたら既にそうなのかもしれません。   一人一人違う、その人にしか出せない音があるというところに 音楽の素晴らしさがあるのだと思います。   今日はどんな「あなただけの音」が出せるでしょうか。     メルマガ発刊しました。   渡邊愛子のメルマガ”より幸せなパフォーマンスのために”を発行しています。 このメルマガには、 ・演奏を始めとしたパフォーマンス ・楽器や歌などの音楽レッスン この2つをさらにブラッシュアップさせていきたい方々、そして 「よりご自身の人生を自分らしく進んでいきたい」 という方々を心から応援する私のアツい想いを込めまくっています! 下記のバナーをクリックして、ぜひぜひご登録くださいませ!        BodyChance入門講座 「演奏&パフォーマンス力をUP!あなたのための”自分の使い方”入門」 担当:渡邊愛子 日時:11月26日(日) 15:00〜17:00    11月29日(水) 19:00〜21:00 参加料:【入門レッスンのみ 5400円(税込) 】     【初回限定!セットチケット 19800円(税込)】
                          →「入門レッスンだけだとちょっともの足りない…」
                       […]

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緊張して体が固まってしまい、いつも失敗するのはなぜですか?

【緊張して体が固まってしまい、いつも失敗するのはなぜですか?】   趣味でフルートを長年学んでいらっしゃる大人の生徒さん。今日のご相談は次の2点でした。   ・ いつもレッスンを受けているフルートの先生の前だと緊張してしまって、練習通りに吹けない。 ・ 曲のフレーズ感を出そうと一生懸命吹くのだが、うまくいかない。   この曲が柔らかく素敵な旋律なので、大好きなのだそうです。早速吹いていただきました。 すると、急にカラダに硬さが生まれて、見るからに必死な感じになってしまい、 口が震え、音はかすれ、低音は全く鳴らず、ワンフレーズ息がもちませんでした。   BodyChanceのレッスンでは、「動き」を生み出す「思考」に注目します。 「いつも緊張してしまう」とおっしゃるのですが、 実際には「緊張する」のではなく、ご本人自身で「身体を固めて動きにくくしている」 ことが多いのですよね。  では、「緊張してしまう」 を、ひも解いてみようと思います。 なぜ身体を固めてしまうのかというと、理由があります。 「ちゃんと吹きたい」「ちゃんと演奏したい」と思うからです。 「ちゃんと」という『考え』が、「身を固めて頑張る」という『動き』とガッチリ組み合わさっているのだと思います。   嶋村「ちゃんと演奏するために、何をするんですか?」 と伺うと、しばらく考えてから 生徒さん「フレーズをちゃんと表現して、いい音で演奏するようにします」 というお答え。   嶋村「フレーズを表現するってどんなことですか?」 禅問答みたいでごめんなさい。。。 生徒さん「音楽の流れの行先を考えたり、ここまでは一息で吹ききる、などです」   嶋村「では、このメロディーをどんな流れで吹きたいのか、鼻歌でもいいので歌ってみてください」 すると、思い入れのあるすてきなフレーズで歌ってくださいました。大人の音楽性です。   嶋村「フレーズ感、のようなもの、どう表現したいかは、もうしっかりイメージできていますね」 生徒さん「え?そうですか?いつもフレーズが全然ないと。子供じゃないんだから歌いましょうって言われます。」 嶋村「だから、フレーズを意識して演奏しなくちゃいけないと考えながら吹いていたんですか?」 生徒さん「はい。フレーズ感を出さなくちゃいけないから」   ここで少し別のことを。小さな音で最初の音のロングトーンをしばらく吹いてもらいました。 「ちゃんとやらなくちゃ」の焦りからクールダウンしていただくことと、 アンブシュア(音を出すための息穴)を意識的に作ることを、改めて思い出してもらうためにです。   嶋村「では、フレーズのことはどうでもいいので、最初から最後まで小さな優しい音で、この一節を吹いてみてください」 すると、全ての音が美しく安定して鳴り、そして一息で吹ききることもできました。 そして、充分フレーズ感や音楽性は出ています。 ご本人はびっくりしています。 生徒さん「何もしないでそうっと吹いた方がうまくいきます!何もしない方がいいってことなんですか?」 嶋村「何もしていないようで、するべきことはやってらっしゃいましたよ。”ちゃんと”(笑)」   確認その1~フルートの音がでる条件は? フルートの音が出るための最低限必要な条件は、これです。 ① 息を吐く 息圧を生む腹筋群などの仕事ですね。これは、長年練習してきた人にはたいてい充分備わっています。 ②息の出口を面倒見る 適切なアンブシュアを作り、適切な息のスピードがうまれ、息が適切な角度で楽器にあたる。おもに唇周辺の仕事。   確認その2~アンブシュアなどの身体の使い方の問題と、表現力があるかないかの問題を混同していないか? この生徒さんは、表現することや間違えないで正しく吹くことに気をとられすぎていました。 ①は使いすぎ、②はほとんど意識に入っていない様子でした。 その結果、唇がきれいな息穴を作れていないのに、たくさん息を使うことでなんとかしようと無意識に頑張っていたのですね。   これはフレーズ感を表現するなどという音楽性の問題ではありません。音を作り出す技術的な問題です。 ですから、この生徒さんの音楽性がまるで無いかのように評価される根拠はなんらありません。 しかし、技術的には何も考えずにやればできていたことを、 別のことに必死になりすぎたためにすっかり忘れてしまうという現象が起きていました。   確認その3~その「思考」はやりたい「動き」に役だっていますか? 人が動きを選択する時に『思考』が働きます。 「ちゃんとやらなくては」 「フレーズを考えて演奏しなくては」 という思考から 「とにかく息を使っていっしょうけんめいやる」 という動きだけが空回りしていたようです。 逆に、「小さな音で優しく吹く」という思考からは、息の無駄のない美しい音が生まれました。 その直前に試した小さい音のロングトーンが唇周辺の動きを思い出すきっかけになったのですね。 「息が続かないことと音色を作ることの関係性」であるはずだった問題が 「フレーズがうまくつながらない」という、あいまいな評価にとって代わり、 そのせいで大好きな曲が「難しくて自分には上手く吹けない曲」になってしまっていました。 これが事実だと思います。   確認その4~では、レッスンでの先生の役割は? レッスンで指導者に必要なスキルは色々ありますが、 やはり、うまくいっていない原因の見立てと、具体的な改善プランの提案が大切だと思います。 とくに身体の使い方を含めた技術的な導きに関しては、お互いが理解できる言葉を選ぶことや、 生徒さん自身に違いを実感できる体験をしてもらうことなどでようやく伝わるのだと思います。 既に熟達している人には「フレーズ感」「表現」などにいきなりとっかかっても大丈夫なことがありますが、 技術を安定的に使える「身体の使い方」の理解がまだ充分でない生徒さんには、丁寧に対応したいものです。   確認その5~小さな音だけで曲は演奏できないけれど、どうすればいいの? もちろん、さきほどのような小さい音量ではダイナミクスの変化をつける時に困りますね。 ですから、息圧が増えた時の音のコントロール、つまり息の出口の作り方を明確にしたいのです。 息圧があがった時に、唇周辺の筋肉やアゴの様子をよく観察して、余分な動きをやめていったり、 足りない動きを加えていったりということを探究するとわかってきます。 これも、一見「表現」と思われるものにも必ず「技術」を理解すること、 自分のカラダを使いこなすことが関係している例ですね。 以上のような情報をお伝えし、実際にいろんな吹き方を試してみたりと、実験的なレッスンをしました。 生徒さん「家に帰って、もっといろいろ試してみたいです!」 やる気が出てきた嬉しいお顔を見ると、私も嬉しいです。   アレクサンダー・テクニークは『思考』と『動き』のワークです。 BodyChanceメソッドでは、さらに生徒さんの望みに寄り添って、実現へのお手伝いをするように心がけています。 人間のカラダの構造や動きの事実を知り、思考が動きに及ぼす影響に目を向け、 新しいやり方を安心して試せる場を作ることが大切だと思っています。   ■ BODY CHANCEでは、その人の望みを実現するためのレッスンを行っています。 気軽にお試しレッスンを受けたい方は「入門講座」へどうぞ。 → http://www.alexandertechnique.co.jp/basic-course/ BodyChanceでは東京目黒と大阪梅田のスタジオで教師養成コース(プロコース)の体験入学を随時行っています。プロコース体験入学の詳細はこちら → http://www.alexandertechnique.co.jp/procourse/intro/

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<緊張対策>ほんまにソレやらなあかんの?

  どうも、USKことユースケサンタゴリラです。   今回は考えを変えるんやなくて、考える範囲を広げることにつながればええなと思って書いてみますね。   考え方を変えるってなかなかできるもんやないからね。   ほなここから、ある生徒さんとのレッスンで考えるきっかけになったお話を大阪が恋しくなってるので、大阪弁バリバリバージョンで!読みにくいかも・・・   「ああやらなあかん」 「こうしなきゃいかん」 「ああならんと・・・」 「こうできなんとあかん」 「ああでないとあかん」   なりたい将来のために、やるべきこと、やらなきゃいけないことは、めっちゃあるよね。   このしなきゃ、ならなきゃはホンマにしんどいねん。   それはそれで大変やねんけど、実際はもっと単純かもしれない。   自分で複雑にしてるのかもしれないねん。   例えば「ああしなきゃ」と思ったら、   ホンマにそうかな??と立ち止まってみましょう。   ちょっと立ち止まってツッコミ入れてみーへん?     「ああならないとあかんの?」 「こうしなきゃいけないの?」 「それができないとあかんの?」   考えてみたら気づくことがあるねん。   ・それは誰かに言われたことやったりしない? ・誰かさんはそれでうまくやれたことじゃない? ・誰かの名言じゃないの?   「ああしなきゃ、こうならなきゃ」は自分の頭の中から出てきた言葉や行動じゃないと思うねんね。   自分の言葉でなければ、からだは思った通りに動きづらいねん。   自分で決めたんちゃうし、やらされてるねんから、ぎこちないよそりゃ!   緊張しやすい人にはこんな考える癖があるみたい。自分もそうやし、レッスンで出会った人にも多かったからね。     緊張を解消したいなら大事なこと   ホンマに自分が動きやすくなって、のびのびと演奏しやすいようにしたいんやったら、まずはこんなことから取り組むといいと思ったので紹介しまっせ。   「あれしたい!」 「これしたい!」 「お金ほしい!」コソッ   やりたいように演奏したい、のびのび演奏したいなら、この「したい」のエネルギーである、望んでることや情熱についていくことがめっちゃ大事!!   ただこの「したい」ていう言葉や気持ちはすぐに隠れちゃうねん。   もう照れ屋さんね♪   例えば、   「あれやってみたいなー・・・でも自分にはまだ早いか・・・。」   「これしたいなー・・・自分には向いてないかも。」   こんな会話してない?   ちなみに僕は「あれやってみたい、、けどやめとこ」って言い切る前にやめるタイプですわ。   これ繰り返してるとホンマに大変やで。   やりたいって思ってる自分をどんどん隠し続けるから、何がしたいんやろう症候群になるからね。   さあ一瞬で隠れるから、すぐに「でもやめとこ」をとめてあげてみよう!!   やりたいことをグッと捕まえる対策   「○○したいなー」と思ってるのに気づいたらすぐに、   「はい!○○したいなーって思った、わたし!」   このように対策としては、語尾を「〜と思った、わたし!」で終わらせる。   これをやると、「なるほど!わたしは今こう思ってるんやな」てことをしっかり自分に伝えてあげられるねんね。   今出てきた新鮮な気持ちをしっかり捕まえておくことやねん。   その通りやらんでもええけどさ、やりたいって思ってる自分の気持ちは大事にしてあげようねってことね。   緊張や不安、からだの緊張もこういった普段からの考え方や行動が関係してくると思うねん。   しなきゃいけないことはずっとある。   だからこそ、   やりたいと思える気持ちが出たらちゃんと捕まえてあげよ!   少しずつ広げて、視野も広げて、色んな選択ができたら、なんか楽しそうじゃない♪   ちなみに大阪弁で書いてたら書きやすかったー(笑)   ほなまた!!   USK ユースケサンタゴリラ   【緊張を味方につける冊子をプレゼント!!】 […]

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タブーを犯す。その先に残るもの。

  こんにちは。渡邊愛子です。 
 
 今回も僭越ながら、私のブログの過去記事からご紹介させてください。 
 きっと誰にでも自分の中で「タブー」としていることがあって、 それがあまりにも当たり前になりすぎて「タブー」としていること自体に無意識なことも多いと思います。 
 
 …もしそんな「タブー」が存在しないとしたら。 
 
 ぜひ、お読みください。 
 
 
 
 タブーを犯す。その先に残るもの。   「…この特定の音域が苦手で。その音域になるとどうしていいか分からなくなって、ただ必死でしがみつくようにしてやり過ごして、いつも何とか最後まで辿り着いてる感じで。」   ある弦楽器奏者の方とのやりとり。   「うん…。まずそれでこれまでずっとやってこれたことは紛れも無い技術で、それについてはまず大いに拍手だよね。…でも、その”苦手”って言ってるところが、具体的にどうなって欲しいの?どうしたい?」 私が問いかけると、   「こんなふうに弓を使って…響きを…」 説明しながらやって見せてくれる彼女の声と動きに、私は何となく固さと違和感を感じた。   「それって…本当にそうしたい?」   「…逃げたくなる。小さい時からずっと言われて。……。」   「……。」「逃げれば?」   「は?」   「逃げればいい。」   「…逃げる?逃げていいの?」   「逃げたらダメなの?逃げられるよ。いつでも。いつでも演奏やめて、楽器置いて立ち去ってもいい。それも選べるよ。」   「あぁ…。『絶対逃げちゃダメだ』と思ってずっと弾いてた。そっか。いいんだ。逃げればいいよね。逃げてもいい。」   そう言いながら弾き始めた彼女の音に、そこにいた誰もが息を呑んだ。私も含めて。     『演奏やめて、そこから立ち去る。』     演奏家として教育者として、こんなタブーとされるひとことを言うのは、やっぱりはっきり言って躊躇われた。   でも、そのタブーという思い込みを取り去ったあとに残ったのは、彼女の音楽に対する情熱と愛情だけだったように思う。   (やめてもいい。…でも、私は弾く。)   彼女に何が起こったのか、彼女の胸に何が去来したのかは分からないけど。     小さい頃から鍛錬を重ねる必要があったプレイヤーの方々が抱えているものは計り知れない。   何がその人のタガに、ブレーキになっているのか。   それを少しでも緩めるお手伝いができたなら、とても幸せに思う。   
 BodyChance入門講座 「演奏&パフォーマンス力をUP!あなたのための”自分の使い方”入門」 担当:渡邊愛子 日時:11月26日(日) 15:00〜17:00    11月29日(水) 19:00〜21:00 参加料:【入門レッスンのみ 5400円(税込) 】     【初回限定!セットチケット 19800円(税込)】
                          →「入門レッスンだけだとちょっともの足りない…」
                        「実際のベーシックレッスンも受けてみたい…」そんな方に!
                         […]

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姿勢に責任をとらせるのをやめることで問題は解決へ向かう

姿勢に責任をとらせるのをやめることで問題は解決へ向かう   BODYCHANCEの山口裕介です。   毎月、入門セミナーとして開催している緊張を味方につけるセミナーでどんなことをしているのか?そのレッスンでのやり取りの一コマをご紹介いたします。   さて、今日は姿勢のお話です。   以前にお琴を演奏される方とレッスンしていた時に話をまとめます。   さて姿勢と聞いてどんなことを思い浮かべますか?   背筋を伸ばす 背骨を真っ直ぐ ちゃんとした姿 綺麗に見える姿   状況によって変わっていきますが、姿勢は何かを正す、気を引き締めるなどそういったことに使われることが多いと思います。   演奏のおいても同じ。   良い姿勢で、背筋を伸ばしてなどよくレッスンでも自分にも言う機会が多いですね。   姿勢は動けてこそ良いもの     レッスンで「良い姿勢して」と言うと、みなさん大抵背が高くなります。   座っている方もにょきっと伸びてきます。   ということは普段はそんなに伸ばしていないんですよね。   面接や大事なお客様との打ち合わせなど、そういった場ではこの姿勢は使った方が良いなど、場面によって使い分けは必要です。   ただ演奏する時に身体をにょきっと伸ばして果たして動きやすいものか?   お琴を演奏される生徒さんは、レッスン中に何度も背筋を伸ばそうとしました。   「何をしているんですか?」と聞いたら、「うまく弾けないから姿勢を正していました」   気を引き締める、意気込む、気合をを入れる、そういった気持ちを改めていた様子。   これが間違っているわけではないですが、ここはまた別の可能性へ行くチャンスなので、次のことをお伝えしました。     姿勢は固定するものではない   いつでも動ける状態にしておくのが良い姿勢です。   「姿勢=動ける状態」   背筋を伸ばしているとすぐに動こうとしても筋肉をすでに伸ばす方向へ使っているためワンテンポ遅れます。   姿勢を良くするために、これから使う必要のある筋肉を使って支えてしまうのはもったいないわけですね。   ただ姿勢を良くすれば演奏が良くなるわけではなさそうです。   姿勢に責任をとらせるのはやめてあげる   うまくいかないから、姿勢を正して演奏し直すのも1つの方法です。   でも考えもなしにすぐに姿勢を正すのに「ちょっと待った!」と言いましょう。   理由がわからへんのに、姿勢に責任をとらせていいの?   これではは解決にならへんのです!   姿勢良くするからうまくいってくださいーってお願いしているようなもの。   うまくいかなかったのはどんな理由?   ・たくさん吸えないのは吐き方が違っているのか ・音量が小さいのは叩くスピードが遅いからか ・指が回らないのは本当に指のせいか   身体は全身で運動しています。   うまくいかない時は、適切なところに適切な力が入っていない。   姿勢を正して回避するんじゃなくて、どこに力を入れたらいいのか?   身体はすごく機能的に作られているので、それをフルに活用できるように考えていくこと。   これはパフォーマンスをする人は考えていく必要があることです。   指導者は特に勉強しないと、中途半端に教えることで生徒に混乱を与えないようにしないとね。僕も日々勉強です。   姿勢に責任をとらすのはやめていく!   そうすると次どうしたらいいか?   ここから個性が輝く可能性が生まれてくるでしょうね。   一人で考えるのはしんどいけど、ここは考える必要があるチャンス!!   誰かに聞くのももちろん OK。聞く人を探せるのも実力!   自分で考えて、決断して、行動すること。   音楽はそこから始まっていくんじゃないかなー。   お琴の生徒さんは僕に聞きに来てくれたんですよね、有難いです。   結局、指がうまく回らない理由でレッスンに来てくれたわけですが、   うまくいかない時に姿勢を正すのをやめる→指だけでなく背中側も使うことを意識する→いつもより動きやすくなる。   簡単に言うとこんな風に改善されていきました。   […]

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